お墓を建てる手順|寺院墓地.com

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お墓を建てる手順

お墓を建てるには、まず墓地や石材店を選ぶ必要があります。信用のおける墓地や石材店を選ぶには、お墓やお墓を建てる手順について事前に知っておくことが大切です。 お墓とは、故人の霊を供養し生きた証を記録するものです。どんなお墓を希望するのかを把握しておくと選択しやすいでしょう。 下記は、お墓を建てる手順の例です。

墓地・石材店を選ぶお墓の建て方の方法としては、まず墓地を先に決める場合と石材店を先に決める場合とがあります。

  • 墓地を先に決める場合宗旨・宗派、本家と分家の問題、個人墓か合祀墓かなどを検討して墓地を決定します。墓地の選択については、実際に墓地を見学し、墓地へのアクセス、区画の広さや施設の充実度など、条件に合うかどうかをチェックするとよいでしょう。また、墓地によっては、専属の石材店を奨められ、自由に選ぶことができない場合があります。
  • 石材店を先に決める場合石材店の中には、独自に墓地の運営を行っているところや、墓地の販売業務を委託されているところが少なくないため、石材店の側から墓地を紹介してもらうことも可能です。品揃えのきちんとした展示場があることや、石材の品質表示を明確にしていることなどが、いい石材店を選ぶポイントとなるでしょう。
 

お墓の選択お墓を購入する際、石材の種類と墓石のデザインを決めます。実際にお墓に行って建立されたお墓の施行例を確認しておくとよいでしょう。

  • 石材の種類お墓に使う石材は硬質で風化しにくく磨くと光沢がでる石を選ぶことが大切です。花崗岩、安山岩、閃緑岩(せんりょくがん)、斑糲岩(はんれいがん)などが良質の石材として知られています。安山岩以外は一般に「御影石」と呼ばれ、斑糲岩質の黒御影、花崗岩質の白御影、最高級品といわれる青御影などが代表的なものです。
  • デザインお墓のデザインとしては、江戸時代から広く使われている「和型」、見た目がモダンでお墓としての格調も高い「洋型」、個性を重視したモニュメント形式の「ニューデザイン墓石」があります。墓石の形や大きさには決まりがなく、原則的に自由に形を決めることができますが、墓地によってはある程度の規制をしている場合があります。
 

墓石の文字の決定墓石には一般的に家名や名前を刻みますが、お寺や霊園によってある程度の決まりごとがある場合と、まったく自由な場合があります。その他、「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」といった言葉や、洋型墓地などでは自分の好きな言葉や詩などを彫る場合もあります。文字の書体は、楷書・行書・草書・隷書・ゴシックなどから選択します。墓石の側面には故人の戒名や死亡年月日などを刻みます。最近では墓石とは別に墓誌を建立することが多いようです。

 
 

墓石の注文・契約墓石を注文する前に決めておくことは、墓石の予算・支払い方法、墓石の材質・デザイン、墓石の文字・書体、墓石の付属品(外柵・花立・灯篭など)、完成予定日などです。その際、故人の戒名・俗名・没年月日、家紋、施主・建造月日、印鑑、墓地の略図などを用意しておくとスムーズに建墓工事が行えます。完成予想図やお墓に損傷があった場合のアフターサービスについても確認しておくとよいでしょう。また、墓石の工事を行う際は、墓地の管理事務所に施工の申請をしますが、通常は石材店が代行してやってくれます。

 
 

墓石の据え付け・開眼法要・納骨法要墓石の据え付けが終わると、仏式の場合、遺骨を納めるまでに「開眼法要」と「納骨法要」を行わなければなりません。既に遺骨がある場合は、開眼法要と納骨法要を一緒に行うことが多いようです。

  • 開眼法要「開眼法要」とは、僧侶にお経を読んでもらい墓石に魂を入れるという儀式です。寺院墓地であれば、その菩提寺の本堂で行われるため、わざわざ僧侶を依頼する必要がありません。時期としては一周忌やお彼岸などの仏事にあわせて行うのが一般的です。開眼法要にかかる費用としては、供物・お花・お香、僧侶への御布施、法要後のお礼の宴席代などがあります。
  • 納骨法要遺骨をお墓に埋葬するときに行うのが「納骨法要」です。開眼法要と同様、寺院の本堂において読経と焼香が行われます。埋葬の際には、事前に埋葬許可証を墓地の管理者に提出する必要があります。